この記事でわかること
- Binance(バイナンス)ってどんな取引所？
- Binance(バイナンス)が日本で正式にサービス開始？
- Binance(バイナンス)日本上陸の影響は？
目次
Binance(バイナンス)ってどんな取引所？
Binance(バイナンス)は、取引高・利用者数ともに世界No.1の世界最大の暗号資産取引所です。
9000万人以上のユーザーが世界中におり一日の取引高は３兆円を超えます。
それを40か国語に対応したカスタマーサポートが支えるグローバルな海外取引所です。
ワールドワイド版の取引所では国内取引所では行えないレバレッジ取引や豊富な通貨数、ステーキングやローンチパッドなどのプロダクトが豊富で、様々な方法で投資ができます。
「ハンバーガーといえばマクドナルド」
「ジュースといえばコカ・コーラ」
「暗号資産取引所と言えばバイナンス」
それくらいこの業界ではぶっちぎりの存在感を見せています。
| Binance 概要 | |
| 設立 | 2017年 |
| 取引通貨数 | 600種類以上 |
| 取引手数料 | 〜0.1％ |
| レバレッジ | 最大20倍 |
| 公式アプリ | iOS、Androidどちらも対応 |
| 日本語 | ほぼ完全対応 |
この世界最大の取引所Binance(バイナンス)は海外取引所であり日本金融庁の認可を受けておらず、たびたび日本国内での利用者に対する運営に対して金融庁から警告を受けていました。
しかしこの度バイナンスは日本で既に金融庁認可を得て運営している国内取引所を買収することで、今後正式に日本での運営を行っていくことを発表しました。
Binance(バイナンス)が日本で正式にサービス開始？
バイナンスは11月30日、日本の暗号資産交換業者サクラエクスチェンジビットコイン（SEBC）の全株式を取得したと発表。
バイナンスは「SEBCを通じて日本の規制に準じたサービスを提供することで、バイナンスは仮想通貨の責任あるグローバルな環境をサポートしていく」と表明。世界最大の暗号資産取引所が、日本金融庁規制下での運営を正式に進めていく姿勢を示しました。
バイナンスは世界各国で運営するため規制当局のライセンスを取得していますが、今回の日本でのライセンス取得は東アジア初となります。
これに伴ってバイナンスでは、本家バイナンス(ワールドワイド版)の日本人新規口座開設を停止。
正式にバイナンス日本版の取引所サービスが開始されるまでは、今から新規でバイナンス登録はできなくなりました。
現在本家バイナンス(ワールドワイド版)取引所を利用しているユーザーは引き続きサービスを利用できますが、今後バイナンス日本版取引所への移行が行われますので情報に注意しておきましょう。
Binance(バイナンス)日本上陸の影響は？
FTXの事例にも注目
世界第２位の取引高を誇っていた取引所「FTX」は2022年8月に日本の取引所「Liquid」を買収して日本上陸。
「FTX」と「Liquid」の利用者は全て「FTX JP」に完全移行されました。
しかし日本法人「FTX JP」がサービス開始した直後、2022年11月に本家FTXで財務上の問題が露見し、あれよあれよという間にFTXは倒産。
FTX JPもサービスを停止し、預けていた資産が一時的に出金できない状態となりました。
今回のバイナンス日本進出で同様のことが起こるとは考えにくいですが、世界第２位の規模の取引所の突然の倒産騒ぎに「やはり暗号資産(仮想通貨)業界は不安定で危険である」という空気が蔓延し、業界全体が冷え込んでいるのは事実です。ビットコインの価格も大幅に下落しています。
世界最大の取引所バイナンスの日本進出によるプロモーションで、再び日本の暗号資産業界が盛り上がっていくのか注目されます。
日本から新規ユーザー登録停止。ワールドワイド版からの移行
現在、日本居住者はバイナンスに新規登録することはできません。
現在既にバイナンス口座を開設しているユーザーは今のところはサービスを引き続き利用できますが、近いうちに日本版バイナンス口座への移行が行われると思われます。
このときに注意しておきたいことがいくつかあります。
日本版バイナンス移行時の注意
日本版バイナンスは日本金融庁の厳重な規制を遵守してサービスを行う予定です。
例えば取り扱い通貨数やレバレッジ・ステーキングやセービングなどの投資商品はワールドワイド版とは違う形となり、そのまま日本版に引き継がれない可能性が高いです。
特に気をつけたいのは取り扱い通貨の種類。
ワールドワイド版バイナンスは600種類以上の暗号資産を取り扱っていますが、国内取引所では多くて20通貨程度しか取り扱うことができません。
例えば買収先のサクラエクスチェンジビットコインの取り扱い通貨数は11種類しかありません。
世界第４位の取引高を誇るバイナンスのガバナンストークンのBNBも、現在日本で取り扱っている取引所はありません。
つまり、あなたがワールドワイド版バイナンスで所有している暗号資産がそのまま日本版バイナンスに移せない可能性が高いのです。
複数種類の暗号資産をバイナンス口座に入れている方は、今のうちに資産の移動先を考えておくべきです。
まだ他の海外取引所口座を開設していない方は、今のうちに開設しておきましょう。
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暗号資産業界は何が起こるかわからない一寸先は闇の世界。
リターンも大きいですがリスクもあります。
しっかり今後の情報に目を配って自己防衛をしましょう。
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