バイナンスジャパンの利用方法
バイナンスジャパン立ち上げにより口座開設可能に
日本国内居住者向けサービスを終了していたバイナンスですが、2023年11月でグローバルプラットフォームからバイナンスジャパンへの移行登録期間が終了し、12月からバイナンスジャパンのサービスが開始されます。
以前からバイナンスを利用していた方は移行を行うため口座開設はできないというアナウンスだったのですが、移行期間が終了したため、基本的に日本国内に在住している成人の方なら誰でも口座開設可能となりました。
バイナンスジャパンでできること
バイナンスジャパンでは、まず暗号資産の現物取引を行うことができます。それに伴い、資金の入出金や暗号資産の入出庫ができます。
その他にもバイナンスジャパンでは、暗号資産を手数料がかからずに交換できるコンバートサービスや、シンプルアーンという持っている暗号資産をバイナンスに貸すことで利益を得られる運用サービス、自動積立購入を行うことができるオート・インベスト、NFTを取引できるNFTマーケットプレイスなど、複数のサービスを展開します。
一方で、従来のバイナンスのグローバルプラットフォームに比べると、サービス範囲は狭いので、注意が必要です。
入金は日本円に対応予定
日本の取引所となったことで良かったこともあります。それが、日本円での資金の入金が可能になるということです。
本家バイナンスがクレジットカードで入金可能だったため、同じようにクレジットカードで入金できると便利そうです。もちろん、仮想通貨による入金も可能です。
日本の取引所に比べてのメリットは？
バイナンスジャパンの強みは、やはりバイナンスであるということです。
つまり、日本版とはいえ世界No.1取引所が運営していること、具体的に言えば、取扱う銘柄の数です。
例えば、自分たちの商品を扱って貰うなら、より多くの人が利用する大きな市場が良いですよね。同じように、暗号資産を扱ってもらうのも、より大きな取引所にしたいと考えるのです。
バイナンスジャパンの取扱銘柄
国内最多の取扱数
バイナンスジャパンが取り扱う通貨は、2023年11月27日現在47銘柄です。この時点で、既に日本国内の暗号資産取引所の中ではトップの取扱数です。
国内の一つの取引所で、これだけの銘柄を取引できるというだけで、メリットが大きいと考えられます。
| BTC | ETC | DOT | QTUM | ALGO |
| ETH | ADA | ENJ | SAND | ASTR |
| BCH | BNB | MATIC | XLM | ATOM |
| XRP | BAT | MKR | XTZ | AVAX |
| LTC | DAI | IOST | XEM | AXS |
| CHZ | DOGE | JASMY | LINK | SHIB |
| SOL | TRX | ONT | ZIL | HBAR |
| NEAR | OP | IMX | ARB | GRT |
| RNDR | MANA | EOS | GALA | APE |
| KLAY | LSK |
将来の展望
もちろん、国内取扱数トップで満足するバイナンスのはずはなく、急速にバイナンスジャパンの取扱数拡大を狙っています。
2023年8月に行われた事業説明会では、「早期に100銘柄取扱い目指す」方針を掲げていて、今後の取扱数拡大も期待できます。
バイナンスジャパンへの移行に失敗した方へ
バイナンスジャパン移行のための本人認証は23年11月までだった
バイナンスジャパンが立ち上げられた反面、日本居住者はグローバルプラットフォームのバイナンスへの登録が行えなくなった他、今後口座を持てなくなります。そのため、グローバルプラットフォームからバイナンスジャパンの口座への移行が進められていました。
求められる本人認証を行うと移行を行えるという方法だったのですが、その期間が2023年11月中で、本人確認手続きを11月20日までに行わなければなりませんでした。
しかし、めんどくさい、忘れていたなどの様々な事情で移行が完了していないという方もいるのではないでしょうか？
その場合、23年12月1日以降、バイナンスジャパンで取り扱われていない暗号資産の入出庫ができなくなります。
引き出しのみ可能な状態に
2023年12月1日を過ぎてしまっても、バイナンスジャパンで取り扱われている暗号資産であれば、銀行送金経由の入出金を行うことができます。ただし、本人確認がすんでいない方については、出金のみできる形になりますので、注意が必要です。
本人確認を行っていない場合は後から、移行を行うことはできず、グローバルプラットフォームのアカウントを削除し、新しくバイナンスジャパンの口座を新規登録する必要があります。
上記の一覧にある暗号資産であれば出金できるようなので、アカウント削除前に少しでも損害を減らすように動きましょう。
詳しくは、バイナンスのホームページやサポートでご確認ください。
代わりの海外取引所を探すべき？
そもそもなぜ、バイナンスジャパンが立ち上げられたのでしょうか。それは、バイナンスが「無登録の仮想通貨交換事業者」として警告を受け続けていたからです。
日本は特に規制が強いと言われますが、それを抜きにしても、マネーロンダリングなどを避けるため、暗号資産の取引については全世界的に規制が厳しくなる傾向にあります。
日本にはない魅力的なサービスを利用するためには海外取引所への登録は必須ですが、取引所を選ぶ際には、信用できる、複数の国のコンプライアンスを守って運営されている安全な取引所を探す必要がありそうです。
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バイナンスジャパンまとめ
金融庁からの警告を受けるという黒歴史を経てバイナンスから生まれたバイナンス・ジャパンですが、既に取扱銘柄が日本最多。世界No.1のバイナンスらしい取扱数です。
今後も発展を続けるはずなので、賢く利用していきたいですね。
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