2021年11月から最低報酬額の「300円」に調整されることが増えて稼ぎにくくなっていたUber Eats (ウーバーイーツ)。
スリーコインズ（スリコ）と揶揄され、不満が高まっていました。
配達員の不満を受けてか、Uber Eats (ウーバーイーツ)は12月20日に約9ヶ月ぶりに報酬改定を実施。
果たして報酬は増えて稼ぎやすくなったのでしょうか？最速で分析しました！
目次
今回の報酬改定のポイントは？
今回の報酬改定ポイント
- 最低報酬額の300円になる配達を減らす
- その代わりインセンティブ額を減らす
12月13日にUber Eatsから送られてきたメールによると、今回の改定は不満が多かった「300円」の配達を減らす一方でインセンティブ額も減り、総額報酬に変更はないことが図示されています。
配送料が「基本料金(ベース料金)＋配達調整金」で計算されるのは変わらないとのこと。
東京・横浜・大阪・福岡・京都・神戸・広島・仙台・岡山は選択制クエストが廃止され、ウーバーによって指定された一つのクエストが表示されるようになります。
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【新料金分析！Uber Eats (ウーバーイーツ)が底辺報酬に!?】配達調整金額とベース料金とは？
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スリコは減ったの？報酬は増えたの？
12月20日になって確認できた配達報酬をみるとたしかに「300円（スリコ）配達は減っている」ようです。
東京朝イチの配達報酬詳細
今回の配達報酬改訂のポイント
今回の注目ポイント
- 「ベース料金」が上がっているかどうか
- 回数クエストがどう変わったのか
ベース料金が上がっているかが何より重要！！
現在のUber Eats (ウーバーイーツ)の配達基本報酬は「距離と時間で決まるベース料金」と「様々な要因で変動する配達調整金額」の二つで決まります。
ウーバーが報酬改訂時にぱっと見良さそうな単価でスタートして配達員を安心させておいて、気がついたらじりじり下げていくのは常套手段。
配達調整金額の計算は完全にブラックボックスなので、運営が恣意的に変えることも可能です。
つまり、配達調整金額がいくら上がっていたとしてもそれは今回だけのことであり、今後高報酬が保証されるわけではないと言うこと。
実際に2021年5月に新報酬システムが全国実施された時を思い出してください。5月は高報酬でしたが、その後夏・秋になるに従って配達調整金額が下げられてスリコが連発されましたよね。
会社員の給料で言うと「ベース料金」が基本給で「配達調整金額」は残業代、「回数クエスト」はボーナスのような感じです。
つまり基本給にあたるベース料金が今回上がっていれば「昇給だーやったー！」と喜べるのですが、「配達調整金額」が上がっているだけだとすると今後また報酬が下げられていく可能性が高いのです。
ベース料金の計算式もウーバーからは公開されていないのですが、前回5月に解析したところ大体以下の計算式で合うことが確認されています。
今回の報酬改定でベース料金が上がっているのか確認してみます。
今朝の私の配達では配達時間13分10秒、距離2.3kmのベース料金が147円でした。
これを上の計算式に当てはめて計算してみると...
66＋3×2.3＋6×13.2=152.1円
となり、ほぼ合っています。
ベース料金の増額がないことがわかりました。
※他の方の報酬でも計算しましたが結果は同じでした
配達報酬単価の総額は高くなったように見えますが、配達調整金額で上げられているだけなので全く安心できませんね。
また、都市や時間帯によって300円となることもまだまだあるようです！
スリコは多少は減りましたが、なくなってはいません！！
回数クエストがどう変わったのか
回数クエストは事前告知通り、主要都市において選択式ではなくなって直近の稼働状況を元にウーバーが自動で割り振る形となりました！
全然最近配達してない人
ちょいちょい配達してる人
がっつり配達してる人
今のところ、都市や自転車バイクによって違いはないようです。
最大75回配達で9375円がMAXのクエスト報酬。
以前と比べると3割〜4割ほど減っている形です。
クエスト報酬はこれで固定なのか、それとも今までのように毎週変動するのでしょうか。
一回あたりの報酬単価は上がるが、その代わりに数十回配達したときのクエストボーナスが減ることによって「配達報酬総額は変わらない」と言う形になります。
気が向いたときだけ配達する副業配達員にとっては嬉しい改訂となりますが、生活がかかっている専業配達員にとっては苦しい改訂となりそうです。
ウーバーイーツ12月報酬改訂まとめ
まとめ
- 報酬単価は上がってスリコ(300円)は減った
- ベース金額は変更なし。配達調整金額が上乗せされることが増えた
- クエスト報酬が下がることにより専業勢には厳しい改訂
たしかに不満の元となっていたスリコ配達は減りましたが、全く安心できない状況となりました。
今後、報酬単価はまた春にかけてじりじり下がってしまうのか。
ウーバーの動向に注目しましょう。
特にUber Eats (ウーバーイーツ)専業配達パートナーの方は、他サービスでいつでも稼働できるよう、稼働選択肢を増やしておくことを強くお勧めします。
私たちはギグワーカーですから、条件の悪いサービスにしがみつく必要はありません。
Uber Eats 以外にも、フードデリバリーサービスはいくらでもあります。しかもそのほとんどがUber Eatsより配達報酬単価は高いです。
私たちは複数のサービスに登録した上で、最新情報を吟味して常に一番条件の良いサービスで働くことができるのです。
稼働選択肢は、一つでも多く持っておきましょう。
Uber Eats 一強の状態になると配達パートナー（配達員）にとって不利な状況になるのは見えていますから、その意味でも他サービスには頑張ってもらいたいですね！
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