この記事でわかること
- タクシーアプリの時代とは?
- 相乗りサービスの導入とは?
- 既に始まっている相乗りアプリは?
目次
タクシーアプリの時代とは?
近年、タクシーを取り巻く状況は一変してきています。
スマートフォンの普及によってよりスムーズに、よりスマートにタクシーを呼ぶことができるようになり、それが急激に日本中に拡大しています。
タクシーは今や「タクシーアプリで呼ぶ」のが当たり前になりつつあります。
タクシーアプリとは、アプリの操作でタクシーを今いる場所に呼べるサービス。
今までタクシーに乗るには街中で手を上げて空車のタクシーを捕まえるか、タクシー会社に電話をして配車してもらうしかありませんでした。
しかし街中でいわゆる「流しのタクシー」を捕まえようとしてもなかなか見つからなかったり、やっと見つかったと思ったら空車でなかったりしますよね。
また、タクシー会社に電話して呼ぶ時は乗る場所の住所を伝えたりこちらの電話番号や氏名を伝えたりとなかなか手間がかかっていました。
しかし、最近急拡大しているタクシーアプリはこの辺りの手間を一気に省いてくれます。
こうした便利なタクシーアプリは近年急激に利用者を伸ばしているなかで、新たに「相乗りサービス」という新しいシステムが注目を集めています。
相乗りサービスの解禁とは?
「タクシーは高いから、同じ方向の人がいれば相乗りして割り勘して安く移動できるのにな」
タクシーを利用していれば一度は考えたことがありますよね。
タクシーの相乗りは今まで個人間では行っている方はいましたが、きちんとルールを整備してサービスを提供している会社はありませんでした。
しかし2021年11月、国土交通省は新たなタクシー需要喚起を目的として割安に利用できる「タクシーの相乗りサービス制度」を導入しました。
今まで曖昧だった相乗りの際の料金按分方法などが国によって明示されたのです。
割り勘料金はどう計算する?
国土交通省が発表したプレスリリースによると、割り勘料金の按分方法は上図のように行います。
例えば乗客Aが15km、乗客Bが10km分乗って2人で相乗りした場合、2人の乗車合計距離は25kmとなります。
乗客Aは合計距離25km中の15km乗ったことになるので全体料金の15/25=3/5を負担。
乗客Bは合計距離25km中の10km乗ったことになるので全体料金の10/25=2/5を負担。
タクシーの合計料金が5000円だった場合、乗客Aが3000円・乗客Bが2000円払うというわけです。非常に合理的ですね。
しかし、上記のような計算は「乗客Bが先に降りる時点で、後に降りる乗客Aがどこまで乗車するのか分かっている」状態でないといけません。
乗客Bが降りる時にいくら払って降りればいいか分からないですからね。
よって相乗りサービスは以下の方法で提供されることが多いです。
このような条件がある
- 事前に乗車場所と降車場所をアプリに入力しておく
- 利用前に事前予約しておく
なるべく効率の良い相乗り相手とマッチングさせるためや、相乗り料金の算出のために事前予約制でサービスを展開しているところがほとんどです。
「雨が降ってきたからタクシーを使おう」というような突発利用のケースでは相乗り利用は難しいことはデメリットと言えます。
しかし事前に利用が決まっているケースであればアプリを使って料金を按分して相乗りできるサービスは割安で利用できて嬉しいです。
料金の高さがネックになってタクシーを利用していなかった層の需要が増え、タクシーの利用機会増につながることが期待されています。
既に始まっている相乗りアプリは?
相乗りサービスが利用できるアプリは既にいくつかリリースされています。
AINORY(アイノリー)
AINORY(アイノリー)は東京でシェアタクシーを実現している数少ないサービス。
アプリ内の掲示板などで相乗り相手を探してマッチングすることができます。
あくまで相乗り相手を探す補助をするアプリなので、「AINORYアプリ内でのタクシー予約配車」や「AINORYアプリ内での割り勘決済」はできません。
アプリ内で算出された按分料金を、相乗り相手と直接現金やPayPayなどでやり取りする形です。
大手タクシー配車サービスのS.RIDEと提携したので、今後はアプリ内で相乗り相手探しからタクシー配車、割り勘決済までできるようになっていくかもしれません。
AINORY: 相乗りタクシー
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near.Me(ニアミー)
near.Me(ニアミー)は、現在日本で本格的に相乗りサービスを提供している数少ないサービス。
「本格的にシェアタクシーを提供できているのはニアミーだけ」と言ってもいいほどです。
ニアミーのメインサービスが空港と自宅・ホテルを相乗りスマートシャトルで繋ぐ nearMe.Airport(ニアミーエアポート)です。
大きなスーツケースを持って駅やバス乗り場まで移動するのは大変。でもタクシーは一人で乗るのはちょっと高い。
そういった方にとって非常に魅力的なのが nearMe.Airport(ニアミーエアポート)。
家の前から空港のロビー前までドアtoドアで非常に便利。しかも料金は相乗りなのでグッと抑えられます。
羽田空港・成田空港のみのサービスでしたが、2022年に対応空港・エリアを急拡大。全国主要空港で利用できるようになりました。
nearMe.Airport(ニアミーエアポート)の料金は、タクシーとバスの中間の料金設定となっています。
料金は空港ごと、エリアごとに決められた定額制となっており、タクシーのように時間と共にメーターが上がる形ではありません。
高速道路料金なども全て含まれており、最初の予約時に伝えられた料金から上がることがないのが嬉しいですね。
最も近い大田区・品川区・川崎市の場合は大人一人1980円。タクシー料金の約半額となっています。
旅行や出張などで空港をよく利用する方にとっては非常に魅力的なサービスです。
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今後の相乗りサービスの拡大はあるのか
相乗りサービスの制度が導入されて一年が経とうとしていますが、まだまだ一般利用者には相乗りサービスはあまり認知されておらず、相乗りのマッチングすら厳しい状況と言えます。
現在のところ「ニアミー1強」の相乗りサービスですが、今後どのように状況が変わっていくのでしょうか?
GOタクシーやDiDiタクシーなどのタクシーアプリ大手が相乗りサービスに参入してくるようになると、ぐっと利用者が増えて活気付いていきそうです。
今後のタクシー業界から目が離せませんね!
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