2020年から始まった日本でのフードデリバリー会社の乱立と激しいシェア争い。
国内外から様々な会社が参入し、今や「フードデリバリー戦国時代」とも「第一次デリバリー世界大戦」とも呼ばれるようになっています。
今回は2023年時点で私が持っている情報を全て総合して配達員目線での各サービスへのおすすめ度・期待度をランキング形式でお伝えします!
2023年3月時点でのアプリユーザー数
日本経済新聞より
それでは早速ランキングを見ていきましょう!!
【2023年】個人的デリバリーおすすめランキング
ランク圏外(サービス終了)
フードパンダは2022年1月31日でサービスを終了しました。
配達アプリや配達システムやサポートとのやり取りに難しい点があり、敬遠されることの多かったフードパンダ。
運営力の高かったフードネコと経営統合し、注文者向けのクーポン・キャンペーンや配達員向けの意見交換会「ライダーコネクト」など、フードネコで好評だった施策を次々と取り入れて改善に勢いを感じていました。
さらに自社倉庫での激安爆速日用品デリバリー、「パンダマート」や配達員を借りられる新しいサービス「パンダゴー」が次々にスタートしていましたが、突如日本撤退が決まりました。
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ランク圏外(サービス終了)
都心部のみでテスト稼働していたXTABLE(クロステーブル)は2022年2月18日にサービスを終了しました。
2021年6月から配達員募集を停止し、割引クーポンの配布もストップしていたクロステーブル。
超激戦のフードデリバリー業界で利益を出していくことは難しいと判断したようです。
老舗物流会社運営の純国産サービスだっただけにサービス終了が惜しまれます。
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ランク圏外(サービス終了)
DiDifood(ディディフード)は2022年5月25日にサービスを終了しました。
大阪からサービスを始め、サービスエリアを急拡大していましたが、経営母体である中国のDiDiの経営不振の影響を受けてか、サービス終了を発表。
ディディの評価ポイントは、新エリアのサービス開始時から注文が多く入ることでした。
全サービスの中で唯一首都圏に進出していないサービスでしたが、首都圏に進出する前に撤退してしまい、非常に残念です。
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ランク圏外(サービス終了)
Doordash(ドアダッシュ)は2022年8月31日にサービスを終了しました。
宮城県、岡山県、埼玉県に続いて北海道でも本サービスが始まっていたドアダッシュ。
「アメリカで後発サービスとして、先行するUber Eats を倒した会社」の肩書は、後発スタートをものともしない力を期待させました。
日本市場での展開はドアダッシュが買収したWoltに任せるようです。
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ランク圏外(サービス終了)
韓国シェア一位のクーパンはフードデリバリーではなく、超お得な日用品・食料品のクイックデリバリー。
2023年3月21日に日本市場から撤退しました。
日用品即配のクイックコマースではいち早く始まったサービスでしたが、なかなか日本の利用者に定着せず苦しかったようです。
クイックコマース戦国時代は、現在OniGO(オニゴー)の一強になりつつあります。
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ランク圏外(サービス終了)
日本一使いやすいアプリが人気だった純国産のフードデリバリー、Chompy(チョンピー)は2023年5月15日にサービスを終了。
今後はデリバリーのシステム構築のみに特化し、実際の配達業務からは撤退します。
他のデリバリーサービスより一足先にスタートした純国産サービスでしたが、他サービスとの競争激化によりまた一つサービスが撤退してしまいました。
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第7位 anycarry(エニキャリ)
【前回ランク:圏外↑】
エニキャリ(anycarry)は、ウーバーイーツなどのフードデリバリープラットフォームとは少し毛色が違います。
レストランの料理宅配ももちろん請け負っていますが、「基本的には自店舗で配達しているお店で配達員が足りなくなった時だけフォロー」したり、「ECサイト(ネットショッピング)で購入した商品の当日配送システム」を請け負ったり、「配達に困っている店舗にシステムを開発・提供したり」と様々なことを行っています。
メジャーなところでは「くら寿司の自社デリバリーサポート」、「松屋の自社デリバリーサポート」、「東京ドームシティと提携して観戦席へ料理を届けるサービス」などがあり、対応分野は多岐にわたります。
現在は東京以外に神奈川・大阪・愛知に配達エリアを拡大し、様々なサービスのラストワンマイルを請け負っています。
ユニフォーム・バッグ・電動自転車・モバイルバッテリーなど全てレンタルできて手ぶらで勤務でき、時給で確実に稼げる配達員も人気です。
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このブログ限定で5000円プレゼント!
- キャンペーン期間:2023年7月1日〜100名申込次第終了
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- 注意点② 申し込み時点でキャンペーンを行っていても、初回勤務完了までにキャンペーンが終了する可能性があります
- 注意点③ キャンペーンについての問い合わせはエニキャリまでお願いします(info@anycarry.co.jp / 03-6416-0089)
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第6位 PickGO(ピックゴー)
【前回ランク:8位↑】
PickGo(ピックゴー)は、荷物を送りたい荷主と運んでくれる配達員をマッチングさせる、日本最大規模の配送プラットフォームです。
荷主はWebやアプリで配送依頼を出し、配達員(パートナー)はアプリで希望の案件を受注して運びます。
登録している配達員(パートナー)は多くが業務委託契約を結んだフリーランスで、正社員やアルバイトではありません。
もともとは軽貨物配送のみの配送業者というイメージだったのですが、出前館やセブンイレブンと提携してレストランの料理やコンビニ商品などの即時配送も扱うようになりました。
また大都市圏において自転車やバイク配達員を積極的に募集開始。
今後日本全国のあらゆるラストワンマイル配送に存在感を見せつけていきそうです。
第5位 OniGO(オニゴー)
【前回ランク:7位↑】
フードデリバリーではなく、洗剤や食材などの日用品クイックデリバリーで今注目なのがOniGO(オニゴー)。
ダークストアという仕組みを取り入れ、なんと最速10分で日用品が家に届きます!
今後急速に伸びていくであろう日用品のクイックコマース。オニゴーはテレビなどの露出も増えてきています。
2023年2月に「東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県」にエリアを急拡大。
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第4位 menu(メニュー)
【前回ランク:1位↓】
今回の4位はmenu(メニュー)
- Uber Eats より早い47都道府県進出
- ワンピース、モンストとの大型コラボ
- 注文クーポン大量配布
の3点で一気に知名度をあげたmenu。
配達員数も注文数も飛躍的に増えました。
2021年7月に受注時にドロップ先が分かるようになり、9月から10分タイマー、オートズームも実装され、2022年にはサポート電話無料化と受注時の店舗名表示が可能となり、配達員としてどんどん働きやすくなっています。
ただ、最近のmenuの注文数は少し減ってきています。
私のブログのmenu記事の検索数も微減しており、サービス全体として伸び続けている印象は持てていません。
2022年2月からポケモンとコラボしての特大キャンペーン「ポケモンデリバリー」がスタートしました。
今後の展開に目が離せませんね。
第3位 Uber Eats (ウーバーイーツ)【前回ランク:4位↑】
知名度・認知度ナンバーワンの絶対王者、Uber Eats (ウーバーイーツ)は3位。
Uber Eats は去年、大きなニュースがたくさんありました。
- 日本初の徒歩配達スタート
- こっそり24時間営業→今後は廃止?
- 47全都道府県に進出
- 自社倉庫での日用品即配「Uber Eats Market」スタート
※タップで関連記事にジャンプします!ぜひ読んでください!
配達報酬の新料金体系については「報酬計算が単純な距離計算ではなくなりブラックボックス化」しただけでなく、朝や夜中など注文数が少ない時間帯は最低報酬の300円になることが多くなりました。
間違いなく全体的に配達報酬は3割以上下がっています。
しかし私がそれより驚いたのは、
「配達報酬がこれだけ落ち込んでも他サービスに移る配達パートナー(配達員)が少ない」ことです。
私のブログでもUber Eats 記事の検索数は他サービスと比べて桁違いです。
もはやフードデリバリーの代名詞となったUber Eats 。
他サービスとの知名度の差は思ったよりもあるのだと感じました。
Uber Eats とその他サービスとの壁は想像より高いのでしょうか。
この業界において大きな存在感を誇るUber Eats (ウーバーイーツ)。
このままデリバリー業界を手中に収めてしまうのか?
絶対王者Uber Eats の今後の動きから目が離せません。
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2位 Wolt(ウォルト)【前回ランク:3位↑】
今回の2位はWolt(ウォルト)。
Woltの凄いところは、注文者からも配達パートナーからもネガティブな評判をほとんど聞かないところです。
サポートや運営メールなどが他サービスよりきめ細かいため、配達パートナーが安心して稼働でき、注文者が安心して注文できることが大きいです。
そのきめ細やかな「おもてなし重視」のサービスは日本人好みであり、今後も人気が出てきそうです。
うまくブランディングができているサービスは、圧倒的にウォルトが一位。
決して爆発的ではありませんが、確実に着実にエリアを拡大してファンを増やし続けている印象です。
ゴールドマンサックスから調達した資金800億円もあり、資金力でも余裕があります。(しかも出前館のように無駄遣いしていません)
Uber Eats をはじめ他サービスの配達報酬が下がり始めてきていることから、相対的にWoltの報酬が高く感じられるようになってきています。
テレビCM放映・進出都市急拡大と、勢いが出てきました。またドアダッシュに買収され、さらに資金力を潤沢にしました。
課題はまだ注文数がそれほど多くないこと。
素敵なサービスでありながらも、まだ「知る人ぞ知る」サービスの域を出ていない印象があるWolt。
今後広告に力を入れて認知度が高まってくればさらに人気が出てきそうです。
Woltのお得なクーポン情報!
Wolt ウォルト:フードデリバリー/出前
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第1位 出前館【前回ランク:6位↑】
日本の老舗サービス、出前館が1位。
配達報酬単価だけを見れば、今はぶっちぎりの一位です。
業務委託配達員の募集エリアは次々に拡大し、配達報酬のブーストはついに時間帯やエリアによっては2.0倍や2.5倍、最高で3.0倍が出るようになってきました!
関東エリアで3.0倍だと1配達2145円。
これは他サービスの配達報酬とは比べものにならないほど高いです。
これによって配達員界隈のTwitterでは、売上が100万円を超える方が続出しました。
いつまでこの状況が続くかは分かりませんが、現時点で最も稼ぎやすいのは間違い無いでしょう。
2021年9月には第三者割当増資による新株発行により、新しく資金800億円を調達しました。まだまだ勢いは止まりません。
数百億円の赤字を見込みながら、とにかくシェア拡大に全力の出前館。
新人配達員報酬三ヶ月間3割増しキャンペーン、3ヶ月送料無料+半額キャンペーンと怒涛の攻勢をかけてきました!
その結果2021年11月の注文数はUber Eatsを少し抜いて、ついに日本一になりました。
圧倒的な知名度と莫大な資金力を背景に、どこまで業界を席巻できるのか。
今、出前館は本気です。
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最後にまとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます!
フードデリバリーサービスランキング、いかがでしたでしょうか?
日本のフードデリバリー業界は今まさに凄まじいスピードで状況が変化しています。
一体今後がどうなるのか、全く予測できません。
今一番熱い日本のフードデリバリー戦争を、一緒に最前線で観戦しましょう。
今後も最新情報を発信し続けていきます。
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